R.I.P. Mr. TOMITA

 今月5日に、作曲家でシンセサイザー奏者の冨田勲氏が亡くなられました。

 冨田氏といえば、例えば「ジャングル大帝」「リボンの騎士」などのアニメ音楽や、「きょうの料理」「新日本紀行」(いずれもNHK)などの番組テーマの作曲で知られますが、先述の通り、日本におけるシンセサイザー奏者の草分けとして、海外でも高い評価を受けていた方でもありました。

 不束ながら私はその訃報を10日後に某所にて知りましたが、その偉大なる功績を偲ぶ意味も込めて、かつて持っていた作品を改めて聴き直すことにしました。

展覧会の絵1
 それがこちらの、「展覧会の絵」。シンセサイザー奏者「TOMITA」としての第2作です(1975年)。文字通り、ムソルグスキーの組曲を電子的に置き換えた傑作。

 クラシックはあまり詳しくはないのですが、なぜか昔からこれは好きでして、一時期この冨田氏版に、原曲のピアノ版、ラヴェル編曲の管弦楽版、さらにプログレッシブ・ロックの雄、ELP(エマーソン・レイク&パーマー)によるロック版(71年)と、それだけで4枚も持っていました(笑)。

 ちなみに、かなりわかりやすく言いますと、この中の一曲(「キエフの大門」)が、「ナニコレ珍百景」(テレ朝系)で「オチ」(といっていいのかわかりませんが)のBGMとして使われていました(※管弦楽版)。ご覧になっていた方は「あーあれかぁ」となってくださっていると信じてます(笑)。

展覧会の絵2
 以前持っていたものはジャケ裏が再現されておらず(※そもそもLPとはデザインが若干異なっていた)、音質もいまひとつだったので、しばらく聴いてはいたものの結局手放してしまいました。現行盤はデジタルリマスタリングが施され、さらに「裏」もばっちり。名機「MOOG(モーグ)Ⅲ」(いわゆる「箪笥(たんす)」(笑))をバックにたたずむ若かりし頃の冨田氏がとても凛々しくて印象的です。

 また、当時のLP盤の氏によるライナーを読むと、かなりの「鉄」でいらっしゃったことが窺える記述があり、その辺りもとても親しみを感じます。向谷さんもそうですが、鍵盤屋さんってわりにそうなんでしょうか。

 遅ればせながら、心よりご冥福をお祈りいたします。(合掌)

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テーマ : 音楽的ひとりごと
ジャンル : 音楽

25年のメモリアル。

 さて、今回は久しぶりの音楽ネタです。

 先月25日に「まい泉」さんでとんかつを食べた後、買い物のために渋谷へ行ったと前回のネタで申しましたが、

 その時に購入したのがこちら↓

Good-P 1
 「高橋由美子 DELUXE PACK 25th Anniversary Special」(JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)

Good-P 2
 現在は完全に女優さんとしての活動が多いですが、90年代は「20世紀最後の正統派アイドル」として、多方面で活躍されていた彼女。本作は今年の歌手デビュー25周年を記念して、これまで発表したシングルA面全曲、さらにシングルのカップリングやアルバム収録曲でタイアップになっている曲すべてを出た順に収録したCD2枚と、懐かしの「近代映画」誌のグラビアを復刻・再編集したフォトブックがセットになった、まさにデラックスな内容になっています。

 近年、「ゴールデン☆ベスト」(持ってます)と、5年前の20周年記念で出たボックスセット「The STEPS」が実質ベスト盤としてありますが、前者はシングル表題曲のうち、「売れたものだけ」を「売れた順」に収録したというシビアなもので、後者はカップリングも含めシングルをすべてコンプリートしてはいるものの、おなかぱんぱんになりそうなので見合わせてしまいました(苦笑)。

 それじゃあ本当のファンとは言えんぢゃないかっ!とツッコまれそうですが、まさか今年になってそのちょうど「中を取った」といえるものが出ていたとはつゆ知らず(苦笑)。今回ばかりはもちろん意気込んで即買いしました。

 何よりうれしいのは、1stアルバム「Scarlet」に入っていた「Welcome! ~ポップコーンLove~」(90年)が入っていること。出演されている映画(「ポップコーンLOVE~ファンクラブの女・インディーズキッズ」)の主題歌でもあったんですね。いかにも元気いっぱいな彼女らしいナンバーで好きなんです。ぜひお聴きになってみてください。

 後はアニメ「魔神英雄伝ワタル2 超激闘(ファイト)編」のED曲だった「虹の彼方に」(同。OP曲「Fight!」のカップリング)。「Fight!」ももちろん名曲ですが、これも負けず劣らずの素晴らしさ。シングルで持ってなかったので喜びもひとしおです。こちらは貼らせていただきます。



 それと、「負けてもいいよ」(96年)以降のシングル曲はほとんど聴いたことがなかったのですが、どれもいい歌ですね。特に実質最後のシングルとなった「螺旋の月」(99年)は、ハッとさせられるほどに素晴らしいものでした。

 もうこの頃になると歌唱力はもちろんのことですが、かなり「大人のムード」を漂わせていて、その後も「歌う女優さん」として続けてもらいたくもあったなあ…という思いもあったりして、ちょいと複雑な心境になりました。ミュージカルとかにも出演されているので、歌ってらっしゃらないわけではないんですけどね…。

 さらに懐かしのグラビア。「近代映画」さんはその名の通り、元は映画雑誌だったのですが、この頃にはなぜかアイドル情報誌に鞍替えしていて、無礼にも立ち読みで済ませてしまっていましたが、今見るとたかだか二十数年前のものなのに、かなり「時代」を感じます。まだ3ケタだった郵便番号とか、でっかい携帯電話とか(←そこかよ)。

 今はグループさんの多いこの世界ですが、ある意味「冬の時代」と言われたあの頃に、彗星のごとく登場して一時代を築かれた彼女の足跡は、いつまでも記憶に残しておきたいのです。

 まあ、年とった自分への「ごほうび」ということで、お許しくださいませ…(←なんのこっちゃ)。

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色褪せぬ名盤。

 13日に渋谷で購入しました。前々から気になっていたのにずっと聴きそびれていたので。


大瀧詠一(紙ジャケット仕様)大瀧詠一(紙ジャケット仕様)
(2012/10/03)
大瀧詠一

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 一昨年の12月に突然旅立たれてしまった大瀧氏。「はっぴいえんど」はもちろんですが、その後の「ナイアガラ」や、コミックソングに関するご見識など、音楽的嗜好に少なからず影響を受けていただけに、その訃報は本当にショックでした。

 こちらは、はっぴいえんどに在籍中の1972(昭和47)年に発表された1stアルバムですが、楽曲はもちろんのことジャケも含めて、既にそのスタイルが確立されていたのには驚きました。シンガーとして、マルチプレイヤーとして、そしてプロデューサーとしての多才な側面が、これでもかというほどに凝縮された、とても「濃い」一枚ではないかと思います。

 曲的には、「五月雨」とか「ウララカ」とか、ちょうどこの時期にぴったりくるものが多く、しばらくはパワープレイな存在になりそうです。

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原点回帰。

 さて、今回は久しぶりに音楽ネタを。


リボルバー(紙ジャケット仕様)リボルバー(紙ジャケット仕様)
(2014/12/17)
ザ・ビートルズ

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アビイ・ロード(紙ジャケット仕様)アビイ・ロード(紙ジャケット仕様)
(2014/12/17)
ザ・ビートルズ

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 いろいろとマニアックなものばかり取り上げていますが、そもそも洋楽における私の「原点」は、中学生の時に初めて聞いた彼らでした。しばらく遠ざかっていた時期もありましたが、今月になって、ステレオ盤のデジタルリマスター音源がSHM-CD+まさかの紙ジャケ仕様で再発!これは思ってもみないことでした。

 それで先日、新宿にて購入したのがこちらの2枚。突き詰めてくると、この時期の彼らが特に好きでして、特にどちらも内容もさることながら、ジャケがいいんですよね。「リボルバー」のジャケを描いたのは、ハンブルグ時代の友人である、クラウス・フォアマン氏。のちに「アンソロジー」も担当しますが、彼らがどんどんスタジオワークに専念し、サイケデリックで多様な音楽性を持つようになったことをうまく表現しているような、素晴らしいジャケットです。「アビイ・ロード」は、あの「ポール死亡説」においてやり玉に挙げられてしまったという部分もありますが、結果的に最後のレコーディング作品となった彼らの運命を象徴しているような、何とも意味深なものでもあります。

 この時点ではこの2枚だけあればいいかなと思っていたのですが、やはりさんざっぱら聴いていたのも手伝って、ことあるごとに収録曲の大半を口ずさんでいることに気づき(笑)、いたたまれなくなって先日某所でもう1枚入手いたしました。


ザ・ビートルズ(紙ジャケット仕様)ザ・ビートルズ(紙ジャケット仕様)
(2014/12/17)
ザ・ビートルズ

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 いわゆる「ホワイト・アルバム」。時期的にやや混沌とし始めてきた頃のものなので、グループとしてのまとまりにはやや欠けるのは確かに否めませんが、それでもよくもこれだけのものを作ったものだと思います。無駄を完全にそぎ落とした真っ白なジャケといい、ロックからブルース、ジャズ的なものから、フォーク、レゲエ(というか、スカ)、果ては現代音楽まで、ありとあらゆる音楽のジャンルを貪欲に吸収したその内容といい、すべてにおいての傑作だと私は思います。

 ということで、1日早いですが、この記事をもちまして2014年最後の更新とさせていただきます。本年も当ブログをご覧いただきまして本当にありがとうございます。来年も引き続きご愛顧・ご支援のほどをよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えくださいませ…m(__)m

テーマ : 洋楽
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名盤ふたたび。

 今回のぶらりで新宿にて購入したものを。


ピンクの心+2ピンクの心+2
(2010/10/20)
野宮真貴

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 ニューウェイヴ~渋谷系を代表する歌姫の、記念すべきデビュー作(81年)が、30年の時を経て、最新リマスターと新しいジャケット、さらにデビューライブからのボーナストラック2曲追加でリニューアルされていました。

 ハルメンズ、ムーンライダーズといった、その頃の代表選手たちをしたがえて、独特の存在感を醸し出した本作は、今聴いても傑作の一言に尽きますが、今もそのスタンスが変わらずにいるというのもすごいです。

 ちなみに、発売当初のジャケットがこちら↓
ピンクの心

 う~ん、コケティッシュ。これはこれで悪くないと思うのですが…。残しておきたいと思い、後日紙ジャケ版も買ってしまいました(笑)。

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こんなやつ。

あいあんさいど

Author:あいあんさいど
原産:栃木県
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性質:鉄道と街、そして昭和を愛する。
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習性:地名で路線がわかる。ポイント音に過敏(笑)。
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